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#01. Trace of Embrace - 抱擁の跡形 -
日常のなかで最も生命に溢れ希望に満ちた時間。
それは愛する人を抱きしめ、
愛する人に抱きしめてもらう瞬間。
刹那の歓びと温もり、そして儚さを、
小さな四角形の上に、光と影で描きました。
#02. あるがまま
水に濡れた紙は、
ゆらゆらとした波を打つ。
ぴんと張り詰めていた緊張から、
解放されたように。
休日の誰かのように。
それはなぜか、
水のようにも
空のようにも見えるのです。
#03. The Swells
布地のうねりが生みだす光と影は、
布が孕んでいる空気の温度さえ、
生々しく映し出す。
浮き上がる波紋は、紙の皺のように、
長くその姿を残すことはなく、
触れた瞬間に形を変え、
何もなかったように消えてしまう。
私たちもまた、
時間という布の上に現れた
一瞬の波紋なのだと思う。
#04. moiré の向こうに見えるもの
この格子模様は、
本当にそこに存在するのか ?
先入観が無意識のうちに見せる「
存在しないもの」に
時に人は惑わされる。
あるいは、
それぞれが持つ無意識の想像力が、
同じ現実を違う形に進化させる。
そして視点や角度を変えてみると、
同じ現実と情報を掛け合わせても、
違った形が見えてくる。
ひとつのものを知覚して、
そこに何を見出すかは、自分次第。
#05. Other Works
©︎ 2022 Life Garden
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